生成AIの有料プラン、結局どれを選ぶ?

先に言い切っておきます。まずは無料版で十分です。生成AIパスポートは知識を問う試験なので、ツールに課金することと合格は関係ありません。ツールを触る目的は、試験範囲に出てくる考え方を実物で体感すること——そしてそれは、無料版で全部できます。

【広告について】現在、本記事にアフィリエイトリンク(成果報酬型の広告)はありません。今後、後半の「目的別に周辺ツールも」の章の一部のリンクに含む場合がありますが、本家3社(OpenAI・Anthropic・Google)の有料プラン紹介にアフィリエイトを載せることはなく(そもそも各社に個人向けのアフィリエイト制度がありません)、掲載順や評価を報酬の有無で決めることもありません。

この記事の使い方

この記事は、ツール選びの記事であると同時に、試験対策の一部として読めるように作っています。試験の出題範囲には「代表的な生成AIサービスの知識」「データの取り扱いと情報リテラシー」「著作権などの法律・ルール」が含まれます(章立ての詳細は公式シラバスをご確認ください。当サイトは非公式の学習支援サイトです)。以下の各章に「試験と、ここがつながる」という欄を置いたので、ツールを触りながら試験範囲を体で覚える、という使い方をしてみてください。

まず、無料版でここまでできます

3社とも、無料版で基本のチャットは制限つきで使えます。文章の質問・要約・翻訳・アイデア出しといった、試験勉強とふだん使いの中心になる操作はすべて無料の範囲です。ファイルの読み込みや画像生成といった機能も、回数限定ながら無料で体験できます(対応する機能はサービスごとに異なります)。

では、いつ課金を考えるのか。サインはだいたいこの4つです。

  • 「上限に達しました」の表示に、週に何度もぶつかるようになった
  • 読ませたい資料が長すぎて入りきらない、と言われることが増えた
  • 画像生成や音声などの機能を、回数を気にせず使いたくなった
  • 仕事で毎日使うようになり、待ち時間や制限が作業の妨げになってきた

逆に言うと、このどれにも心当たりがないうちは、課金しても体感はほとんど変わりません。無料のまま使い込むのが正解です。

試験と、ここがつながる:「無料版と有料版で何が変わるか」を自分の体験で言えるようになると、サービスの提供形態に関する知識問題が、暗記ではなく実感で解けるようになります。

あなたに合うのはどれ? 10秒診断

ふだんの仕事や勉強がGmail・ドライブなどGoogleのサービス中心

Google AI Pro

長い文章を読む・書く仕事が中心(報告書・資料・記事など)

Claude Pro

どちらでもない、または迷っている

ChatGPT Plus(いちばんの定番)

なお、職場がWordやExcelなどMicrosoft中心なら、同じ立ち位置のサービスとしてMicrosoft Copilotがあります。この記事では詳しく扱いませんが、「主要各社が同じ形のサービスを出している」こと自体が試験に出てくる基礎知識です。

本家3強・正直比較

物足りなくなったら、この3つ

無料版に物足りなさを感じたら検討する、有料プランの比較です。この3社(OpenAI・Anthropic・Google)の紹介にアフィリエイトリンクはありません。

ChatGPT PlusClaude ProGoogle AI Pro(旧Gemini Advanced)
提供元OpenAI(米国)Anthropic(米国)Google(米国)
月額の目安20ドル(約3,000円強)20ドル(約3,000円強)/年払いで実質17ドル2,900円
得意機能の幅広さ・情報の見つけやすさ長い文章の読み書きGoogleサービスとの一体化
こんな人に迷ったらまずこれ文章の仕事が中心の人Google環境で働く人

※ドル建ての円換算は為替と決済方法で変わります。申し込み前に必ず各社公式サイトで最新価格をご確認ください。

ChatGPT Plus

OpenAI(米国)

無料版の回数制限に、毎日ぶつかるようになった人に

一番使われている定番。文章・画像・音声まで機能の幅が広く、困ったときの情報も一番見つかりやすい。

月20ドル(公式表記・税別)。決済方法によって円での請求額は変わります。

会社の業務は法人向けプラン経由で。個人事業主は学習利用設定の確認を。

確認日:2026-07-23

公式サイトを見る

Claude Pro

Anthropic(米国)

文章を読む・書く仕事が中心の人に

長い文章の読み書きにじっくり付き合ってくれる。報告書や資料づくりなど、文章の仕事が多い人と相性が良いとされています。

月20ドル(月払い・税別)。年払いなら実質月17ドルです。

同じく、会社の業務は法人向けプランで。個人事業主は設定確認を。

確認日:2026-07-23

公式サイトを見る

Google AI Pro(旧Gemini Advanced)

Google(米国)

Googleのサービスの中で仕事や勉強をしている人に

Gmail・ドライブ・スプレッドシートなど、普段使っているGoogleサービスの中で、そのままAIを使えます。

月額2,900円(公式・確認日時点)。より軽いGoogle AI Plus(月額725円)もあります。

会社でGoogle Workspaceを契約している場合は、そちらの管理ポリシーに従いましょう。

確認日:2026-07-23

公式サイトを見る

試験と、ここがつながる:どの会社がどのサービスを提供しているか(提供元と特徴の対応)は、代表的な生成AIサービスの知識としてそのまま出題範囲です。この比較表を自分の言葉で説明できれば、その分野の対策は済んでいます。

申し込むときの、お金の実務を2つだけ

  • 申し込みはスマホアプリからではなく、Webブラウザの公式サイトから。アプリ内課金は手数料が上乗せされて割高になる場合があります。
  • 同時に複数へ課金しないこと。まず1つを選んで1ヶ月使い倒し、合わなければ翌月に乗り換える。全部試したくなる気持ちは分かりますが、順番に試すほうが確実で安上がりです。

設定をひとつだけ、自分で触ってみましょう

課金するかどうかに関係なく、やっておいてほしいことが一つあります。「入力した内容をAIの学習に使わせない」設定を、自分の手で探して確認することです。多くのツールには、設定画面のデータ管理・プライバシーに関する項目にこの切り替えがあります。

  • ChatGPT:設定 →「データコントロール」→「すべての人のためにモデルを改善する」をオフ
  • Claude:設定 →「プライバシー」→「Claudeの改善に協力(Help improve Claude)」をオフ
  • Gemini:「Geminiアプリ アクティビティ(アクティビティを保持)」をオフ
  • Felo:アカウント設定 →「AIデータ保持」をオフ(Web版から操作)
  • Perplexity:設定 →「AIデータ保持(AI Data Retention)」をオフ

※設定名・場所は2026-07-24確認時点のものです。画面構成は変わることがあるので、見つからない場合は各ツールのヘルプで「学習」「オプトアウト」を検索してください。なお、設定をオフにしても入力内容が一定期間サーバーに保持される場合があります。機密情報はそもそも入力しないのが原則です。

試験と、ここがつながる:入力データがどう扱われるか、機密情報を入れるとどんなリスクがあるか——これは試験の情報リテラシー分野の中心テーマです。設定画面を自分で開いて切り替えた経験は、テキストで読むだけの何倍も記憶に残ります。5分で終わる、いちばん安上がりな試験対策です。

立場で変わる注意点

あなたの立場で、気をつけることが変わります

会社員の方

会社の規程確認が最優先です。多くの会社には情報セキュリティのルールがあり、生成AIツールの利用が制限されている場合があります。個人で契約したAIに、社内の資料や顧客情報を入力するのはやめましょう。まずは自分の会社が公式に許可しているツールを確認するのが第一歩です。

個人事業主の方

顧客情報の扱いは、すべて自分の責任になります。入力した内容がAIの学習に使われる設定になっていないか、必ず確認してから使いましょう(上の章で触れた設定です)。契約書や請求書など、顧客の個人情報を含む文章を扱う時は特に注意が必要です。

試験と、ここがつながる:組織のルールに従った利用、個人情報や機密情報の取り扱い——ここに書いたことは、試験の情報リテラシー・法律分野で問われる内容の実例そのものです。「自分の立場ならどうするか」を考えながら読むと、事例問題への備えになります。

目的別に周辺ツール

本家3つだけでは物足りない場面のために、用途別のツールも紹介します。

リサーチ用途

最新動向を調べる、情報を裏取りする——そんな場面で役立つツールです。本家3強にも調べもの機能はありますが、ここで紹介するのは「調べること」に特化した分だけ、最初の一歩が軽いツールです。

この用途の本命

Felo

Felo株式会社(日本)

最新のAIの動向を、日本語でまとめて追いたい人に

日本語で質問すると、出典つきで要点をまとめてくれます。細かい設定なしで、調べものの最初の一歩に使えます。日本の会社が日本語利用を前提に作っているため、日本語での検索・要約の噛み合いが良いのが、本家の調べもの機能ではなくこちらを最初に挙げる理由です。

顧客情報や社外秘の内容は入力せず、公開情報の調べ物にとどめましょう。

確認日:2026-07-23

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代替の一つ

Perplexity AI

Perplexity AI, Inc.(米国)

答えの根拠を、出典で一つずつ裏取りしたい人に

答えに出典(引用元リンク)が付くので、根拠を確かめながら調べられます。

同じく、顧客情報や社外秘の内容は検索窓に入れないようにしましょう。

確認日:2026-07-23

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試験と、ここがつながる:生成AIの答えには誤り(もっともらしい間違い)が混ざることがある——だから出典で裏取りする。この習慣そのものが、試験の情報リテラシー分野で問われる姿勢です。出典つきツールでの調べものは、その練習になります。

デザイン・資料作成

スライドや画像など、見た目を整える場面向けのツールです。

この用途の本命

Canva

Canva Pty Ltd(オーストラリア)

スライドやSNS画像を、テンプレートから手早く作りたい人に

無料プランでも資料やバナー作成の練習に十分。AI機能も回数制限つきで無料から体験できます。

会社の場合は、既存の法人契約があればそちらの範囲で使うと安心です。

確認日:2026-07-23

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代替の一つ

Adobe Express

Adobe Inc.(米国)

写真の加工や飾り文字など、画像編集寄りの作業がしたい人に

無料版でも「生成塗りつぶし」など画像生成AIの機能を手軽に試せます。

デザインに使う素材が、第三者の権利物にあたらないかも確認しましょう。

確認日:2026-07-23

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試験と、ここがつながる:AIで作った画像やデザイン素材を仕事で使うとき、誰の権利に触れうるか——著作権まわりの考え方は試験の頻出分野です。「この素材、そのまま商用で使っていいんだっけ?」と一度立ち止まる癖をつけることが、実務でも試験でも効きます。

文章を書く仕事

メールや報告書など、書いた文章をもう一段読みやすくする場面向けのツールです。なお、この枠の本命にアフィリエイト制度はありません。それでも本命に置くのは、選定基準のとおり「報酬の有無で選ばない」からです。

この用途の本命

DeepL Write

DeepL SE(ドイツ)

メールや報告書など、書いた日本語をもう一段読みやすくしたい人に

書いた日本語を貼ると、意味を保ったまま自然な言い回しに整えてくれます。言い換え候補から自分で選ぶ形なので、文体を失わずに直せるのが特徴です。無料で今日から試せます。

業務文書を貼る場合は、会社の規程とデータの取り扱い設定を確認してから使いましょう。

確認日:2026-07-24

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試験と、ここがつながる:AIに文章を作らせて終わりにせず、人が確認して仕上げる——この「最終チェックは人間」という原則は、試験のリテラシー分野で繰り返し問われる考え方です。推敲ツールで自分の文章を直す体験は、その感覚を身につける練習になります。

迷ったら、無料版のまま

最後にもう一度だけ。課金はあなたを合格させません。合格させるのは勉強時間です。無料版で試験範囲の考え方をひととおり体感して、それでも足りなくなった日が来たら——そのときが課金どきです。上の「サイン4つ」を思い出してください。

選定基準を開示します

学習者・受験者に実際に役立つものだけを選んでいます。アフィリエイト案件があるからという理由では選びません。
運営元がはっきりしていて、入力したデータの取り扱い方針を確認できるツールだけを扱います(運営元やデータの取り扱いが不明瞭なツールは掲載しません)。
直近3ヶ月以内に更新・機能追加の実績があるツールを選びます(開発が止まっているツールは掲載しません)。
「絶対おすすめ」というような断定的な保証はしません。「この用途ならこれで十分」という考え方でご紹介しています。
料金は変更が特に激しい分野です。記載は確認日時点の目安であり、実際の申し込み前に必ず各社公式サイトで最新価格をご確認ください。

全体の確認日:2026-07-23(掲載ツール・料金は四半期ごとに再確認します。各カードの「確認日」は個別の再確認日です)